なかよしの保育園から「親業について、保護者向けにお話をしてほしい」という依頼を受けました
親業とは・・
米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士は、「一人の人間を生み、養い、社会的に一人前になるまで育てる」ことが親の役目と言っています。
1962年、ゴードン博士(1918-2002)は、カウンセリング、学習・発達心理学、教育学など行動科学の研究成果を基礎にした、「親業訓練」を開発しました。
ゴードン博士
保育園では、保育士が子どもへの観点からの、発達心理や心身発達を大切のしていますが、
この親業では、「親」から「子ども」へののアプローチを説いているようです。
5月28日には、日本人になじみやすい、「健やかに育つ」という観点で、保護者の方たちに話を進めてい行こうと思っています。
けれど、「健やか」って抽象的ですよね。
なので、講演内容は、分かりやすく、大きく3つの項目に絞りました。
- 心の安定
- 自己肯定感と自主性
- 基本的生活習慣
自己肯定感とは、「ありのままの自分を肯定する、好意的に受け止めることができる感覚」のことです。他人と比較するのではなく、そのままの自分を認め、尊重し、自己価値を感じることができる心の状態を指します。人間関係やパートナーシップ、仕事や自己実現においても、自己肯定感が土台となり、幸福に大きく影響する感覚です。
基本的な生活習慣とは、人間が社会人として生活を営む上 で不可欠かつ最も基本的な習慣のことです。 具体的には、食 事・睡眠・排泄・清潔・衣服の着脱の5つの習慣であること を部員間で共通理解しました。 5つの習慣は、子どもが心身 ともに健康に育つための生活の基盤となるものです。
この「心の安定と、自己肯定感・自主性と、基本的生活習慣」さえ幼児期に身に着けていれば、必ずや健やかな「社会的に一人前の大人にに育つ」のではないかと信じています。
当日は、「親業としての働き」の大切さをお伝えできるよう、丁寧に話を進めていきたいと思っています。