昨日に続きます。
導入に関しては、問題点がいくつかありました。
まず、
①ベテラン職員ITシステムの使い方が分からない
②設備の資金繰り
③数あるアプリの選択
でした。
タイムリーなことに、導入を考えていた時、厚生労働省から「補助金」が出るようになりました。
パソコン操作に自信のない先生には、職員の相互学習で対応できました。
最後の問題は、どこのアプリに決めるか・・でしたが、民主主義の原則の多数決できまりました。
使いだしたらいい事ばかり。
保育時間のうち、乳児死亡件数の多い午睡時の、5分ごとの呼吸チェックが、アプリを使って簡易になり、楽になりました。
また、保護者のパパ、ママ以外の遠くのおじいちゃま、おばあちゃまに(もちろん関係者のみのパスワード発行)保育園で過ごしている園児さんの情報を、共有してもらえるようになりました。
一番の利点は、登園までに、保護者さんからはすでに全ての情報は入力済みなので、受け入れ時に、トラブルが少なくなったことです。
そして、毎日の園生活の細やかな連絡や写真は、労力をかけずに、保護者さんにお伝えすることができるようになりました。
また、紙面での記録は後になりがちですが、アプリに入力するだけの作業は、タイムリーに、安易に処理できるので、記録漏れはなくなりました。
全国の保育園でのICT化の実施率は、未だ20%だそうです。
園長として、決断に迷いなく、導入に踏み切れたことに対して、
「Good job!」と自己評価しています。