大好きな絵本の中に、ぽとんぽとんはなんのおと」があります・
冬ごもりの穴の中で、クマの母さんはふたごの坊やを産みました。坊やはおっぱいを飲んで少しずつ大きくなり、外から聞こえるさまざまな音は何の音とたずねます。「かーんかーん」というのは木こりが木を切る音、しーんと静かなのは雪が降っている時、「つっぴいつっぴい」は、お天気でヒガラが歌う声、そして「ぽとんぽとんってなんのおと？」それはうれしい春の兆し。春を待つ熊の母子の交流と、季節の移り変わりを暖かい言葉と絵で描いた絵本です。
大好きな神沢利子さんの作です。
冬を超えて春を待つワクワク感。
また、五感の一つの聴覚に響く冬の音。
絵本を読んでもらっている子どもたちは、この絵本の読み手の声をじぃっと聴いてくれます。
代表作はたくさんありますが、私の一押しは、「たまごのあかちゃん」です。
絵本ナビで紹介しています。
