近くのスーパーで、洋梨の「ラ・フランス」見かけたので買ってきました。
この洋梨を見ると思い出すことがあります。
もう20年位前になるでしょうか。
ご近所の高橋さんという男性から、大量の「ラ・フランス」が毎年宅配便で保育園に届いていました。
その方は、「毎日お散歩をしている可愛い園児さんを見かけています。幼い子の笑顔を見ると、元気をもらっています。いつもありがとう。」
「皆さんでお食べください」とのことでした。
お気持ちなので、みんなで頂くと、本当においしい洋梨でした。
まるで、交通遺児のためにお働きの「あしながおじさん」のようなかただなぁ~・・と当時は思いました。
私たちはその方をいつしか高橋さんを「汽車ぽっぽのあしながおじさん」と呼ぶようになっていました。
ラ・フランスはフランス生まれの西洋梨で、日本では主に山形県で栽培されています。収穫されるのは10月中旬から下旬にかけてですが、収穫してから一定期間追熟を行ってから出荷をするため、収穫してから2週間後くらいに市場に出回ります。
昨日、高橋さんの、私たちを応援してくださったお気持ちと思い出を頂くように、「ラ・フランス」を味わいました。
高橋さんはすでにお亡くなりになりましたが、この季節「ラ・フランス」が街に出回ると、私たちは保育園のあしながおじさんの高橋さんを、懐かしい暖かな思い出と共に思い出します。