渡部園長の日記

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チェロ奏者 ハウザー

 チェロというと、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」をすぐに思い出します。

セロ弾きのゴーシュ (ミキハウスの宮沢賢治絵本)

ゴーシュは町の活動写真館の楽団「金星音楽団」でセロ(チェロ)を弾く係。楽団では近く町の音楽会で演奏予定の『第六交響曲』の練習を続けていたが、あまりにも下手なためにいつも楽長に厳しく叱責されていた。そんなゴーシュのもとに、カッコウを始め様々な動物が夜毎に訪れ、いろいろと理由を付けてゴーシュに演奏を依頼する。そうした経験を経た後の音楽会本番で「第六交響曲」の演奏は成功し、司会者が楽長にアンコールを所望すると、楽長はゴーシュを指名した。ゴーシュは馬鹿にされたと思って立腹しながらも、動物たちの訪問を思い出しつつ、「印度の虎狩り」という曲を夢中で演奏する。その演奏は楽長を初めとする他の楽団員から賞賛を受けることになった。

というお話しです。

 

近ごろ、低音がよく響くスピーカーを譲ってもらいました。

これと小さなスピーカー2つ

そのスピーカーから流れるハウザーという人のチェロ演奏を聴く機会がありました。

心を慰めるような、響くような音色でした。

HAUSER & ロンドン交響楽団の「Classic: The Music Videos」をApple Musicで

ハウザーは、1986年6月15日クロアチア生まれ。 8歳でチェロを習い始めロンドンへ留学、その後ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージックで研鑽を積む。

ユーチューブにたくさんアップしているので、いつでも好きな時に「ハウザーのチェロ」を聴くことができます。

チェロのイラスト(音楽) | かわいいフリー素材集 いらすとや

チェロの音に聞きなれてくると、ニュース番組や物語の番組にチェロの曲が随分と使われていることを発見しました。

きっと、私たちに心地よい音楽を奏でてくれる楽器なのでしょう。 

戸塚に住む子どもたちや保育園の子どもたちにお話を語るようになってから、40年が経ちました。

お話を聞いてくれる子どもたちの、そして大人たちにも、チェロの心地よい音楽のような「語り」をこれからも届けていきたいなあ~と思っています。