姑の介護を終え5年ぶりに汽車ぽっぽ保育園を再開した2005年に、当時1歳児で入園してきた女の子が、身長が170cmほどの女子高校生になって、汽車ぽっぽ保育園を訪ねてきました。
「大学進路を考えたときに、保育関連を選びたいので、自分の育った汽車ぽっぽ保育園でボランティアを兼ねた実習をしたい」と挨拶してくれました。
17年前、2歳近くになった時の彼女のエピソードを思い出しました。
トイレトレーニングをしていた時のことです。
トイレタイムになると、1歳上のお姉さん園児とトイレに行きます。
その子は、パンツを脱いで、トイレにまたがり、一定時間がたち、トイレットペーパーで拭いて、また、パンツを履くという動作は上手にできていました。
が、
肝心のおしっこは出ませんでした。
このような状態が半年近く続き、真冬の寒い時期にようやくオムツがとれました。
なんとなくのどかで、ゆったりと時間が過ぎていった時代があったのを思い出させてくれた彼女の訪問でした。
あの時の女の子が、もうこんなに大きく育っていたのかと感慨深い思いです。
もちろん、彼女の申し出は快く承諾し、9月の上旬に実習は始まります。