渡部園長の日記

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紙芝居

 うさぎ保育園・うさぎ第2保育園には、たくさんの紙芝居があります。

絵本の読み聞かせと並んで、紙芝居は根強い人気があります。

紙芝居が始まると、子どもたちは目を輝かせ、その物語世界に集中します。

そこには映像とも、絵本とも違う、子どもたちを引きつけてやまない”秘密”があるようです。

熱心に見入る子どもたち

この紙芝居は、「ごきげんのわるいコック」さんです、

「ごきげんなおしてよ」といいながら画面をぬくと、あれあれ、顔がぐーんと横に伸びて、もっとごきげんが悪くなっちゃった。くにゅくにゅとぬくと、今度は顔がぐにゅぐにゅになっちゃいます。

いろいろなぬき方によって、次々にコックさんの顔が変わっていきます。

みんなで「コックさん、こっち向いて」と声をかけると、楽しさが倍増します。

         

紙芝居は、1930年頃、日本で生まれました。1950年代から作家による出版作品として発展し、児童文化として確立していき、今、世界へと広がり始めています。

この紙芝居の魅力は、独特の形式と特性から生まれます。紙芝居は、作品を舞台に入れ、一枚一枚、画面を抜き、差し込むことで物語は進行します。

紙芝居劇場

紙芝居は、画面の裏に文章があるため、必ず演じ手が必要となり、演じ手は観客と向かい合って、内容を伝えます。演じ手が画面を抜き出していくと、作品の世界は、現実の空間に出ていき広がっていきます。そして、演じ手と観客はコミュニケーションによって作品の世界を「共感」していきます。

雨の日や、猛暑日や、体調の悪い子が多い日など、活動的な動きをプログラムには組めない時など、紙芝居は本当に助かります。

 

近年、大形紙芝居がたくさん出版され、紙芝居の魅力を一層楽しいものにしてくれます。

従来の大きさの2.63倍の画面で、大勢で見る時にも迫力充分です。

紙芝居先がけの童心社提供

絵本と並んで、日本の発祥の紙芝居を、子どもたちと共に、これからも楽しんでいきたいと思っています。

 

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