うさぎ野原・うさぎ第2保育園の4月のわらべ唄は、ひらいたひらいたです。
まいとし、毎年子どもたちと一緒にこの歌を歌っています。
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ひらいた ひらいた
なんの花が ひらいた
れんげの花が ひらいた
ひらいたと おもったら
いつのまにか つぼんだ
つぼんだ つぼんだ
なんの花が つぼんだ
れんげの花が つぼんだ
つぼんだと おもったら
いつのまにか ひらいた
♪ ♪
ちなみに、名前のよく似た花に「レンゲソウ(蓮華草)」がありますが、これは中国原産のマメ科ゲンゲ属「ゲンゲ(紫雲英)」のことで、『ひらいた ひらいた』における「れんげの花」とは異なります。
この唄は長い歴史をもつ歌で、仏教で、螺旋(回転しながら回転面に垂直成分のある方向へ移動する)のように繰り返される事象を、輪廻転生というのだそうですが、役行者(7~8世紀に奈良を中心に活動していたと思われる、修験道の開祖とされている人物)が、
わらべ唄にのせて「文字を知らなかった民衆に分かりやすく、楽しく仏教哲学を広めたものだそうです」と、伝えられています。
蓮の花は、7月から8月にかけて、白やピンク色の花を花を咲かせます。早朝に咲いて、昼には花を閉じます。
人生の中でも、すぐ閉じてしまうような大事なものは、見逃さないようにしたいものですね。