渡部園長の日記

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先日、松岡享子さんの訃報にふれました。

汽車ぽっぽ保育園の前身の「ベビールーム汽車ぽっぽ」開園の前年の1983年に、「てんとう虫お話しの会」の会員になりました。 

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入会し、絵本や昔ばなしを届ける活動をする中、いろいろな思い出はありますが、松岡享子さんに直接お会いできたことは、私の活動に大きな影響を与えてくれました。

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これは、私たちお話をする者のバイブル的存在の、「おはなしのろうそく」です。

松岡さんの設立した「東京子ども図書館」の出版物です。

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子どもに絵本を読むこと、昔話を届けることの大切さ、未来の社会の担い手の子どもに豊かな心を持ってもらうことのすばらしさを、学びました。

昔むかし、「しろいうさぎとくろいうさぎ」という本が、大好きでした。

しろいうさぎとくろいうさぎ

彼女の名を知らなかった幼い頃でしたが、優しさと、愛に包まれているこの本が好きでした。

後年大人になって、彼女の翻訳ということを知ることになります。

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2015年、新しい保育園を開設した時、迷わずに名前を「うさぎ野原の保育園」にしました。

子どもたちの大好きな、絵本お話しわらべ唄を大切にする保育園になっています。

 

松岡享子プロフィール

1935年神戸市に生まれる。神戸女学院大学英文学科、慶應義塾大学図書館学科卒業。1961年渡米。ウェスタミシガン大学大学院で児童図書館学専攻後、ボルチモア市立イーノック・プラット公共図書館に勤務。帰国後、大阪市立中央図書館を経て、自宅で家庭文庫を開き、児童文学の翻訳、創作、研究を続ける。1974年、石井桃子氏らと共に財団法人東京子ども図書館を設立。2015年まで理事長を務めた後、同館名誉理事長。文化功労者。著書に『子どもと本』『えほんのせかい こどものせかい』創作に『なぞなぞのすきな女の子』『とこちゃんはどこ』、翻訳に『しろいうさぎとくろいうさぎ』、「うさこちゃん」・「パディントンの本」シリーズなど多数。