高齢者女性の月刊誌をとり始めて1月になりました。
その中に、元厚生労働省事務次官の村木厚子さんが、「瀬戸内寂聴先生のこと」と題して寄稿されていました。
貧困や児童虐待、学校のいじめや性被害などの厳しい状況に置かれた女の子たちに支援をする活動を寂聴さんとともに「若草プロジェクト」を始められたという記事でした。
保育園は、「保育を必要とする健康な児童」をお預かりしているところ。
時々は、児童相談所がらみの児童もいるにはいますが、ほとんどの園児たちは、行政や保育園、地域の社会資源、保護者によって守られています。
けれど、一旦社会に目を向けると、連日マスコミで報道されるような悲惨なことは確かに起こっています。
村木さんのコラムを見ると、やはり心が痛みます。
遠い昔、社会福祉を学んでいた時の卒業論文は、「女性の社会的・経済的自立」を選びました。
社会的弱者と言われている人々はたくさんおられますが、自身の女性という立場で感じたこと、体験したことを書きたいと思ったのです。
女性が妊娠したら、職業を手放さなくてもいい社会になるためには、保育園が必要。
それもたくさん数がなければ・・
そんなこんなで、保育士になりました。
その中で、特定非営利活動法人 ピッコラーレの中島かおりさんのコーナーがあり、午前4時という時間でしたが、聞き入ってしましました。
論文作成から50年たった私ですが、今、彼女たちを応援しています。