渡部園長の日記

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避難訓練は月1回

 厚生労働省管轄の保育施設は、児童福祉法と消防法により、月1回の避難訓練の実施が義務付られています。

年間防災計画は、難訓練計画の作成・保育園職員の役割分担・マニュアル作成よって、火災、地震、水害、不審者侵入等の避難訓練をします。

避難訓練時、子どもたちはこんなかわいい防災頭巾をかぶります。

「万が一のときに、ご家庭からお預かりしている大事な子どもの命を守るんだ」いう意識を、保育者一人ひとりが持って、避難訓練に取り組んでいます。

計画した避難訓練が終わり、義務付けれれている消火訓練をしているところ

この度、中小企業庁からうさぎ野原・うさぎ第2保育園におけるBCP計画の作成をするように言われています。

 BCP事業継続計画とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。

図解BCP

災害被災後、倒産や事業縮小を余儀なくされないためには、平常時から周到に計画を準備しておけば、保育事業の継続・早期復旧が図れるということだと思っています。

この度のコロナ禍において、BCP計画の大事さを実感しました。

なかなか難しいBCP計画ですが、うさぎ野原・うさぎ第2保育園は只今取り組んでいます。



 

 

 





いかがお過ごしでしたか?

この大型連休を皆さんは、いかがお過ごしされたでしょうか?

連休明けの今日、うさぎ野原の保育園では、にぎやかな子どもたちの話し声が、戻ってきました。

昨日は「こどもの日」。

楽しい思い出を、お父さんやお母さんに作ってもらったでしょうか・・・。

        無料イラスト] こどもの日 - パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集

この連休を利用して、私は埼玉からはちょっと遠い、小淵沢にある本屋さんに行ってきました。

この施設の奥に本屋さんがあると聞いてきました

森の中を進むと、こじゃれたお店が並んでいて、その奥に本屋さんがありました。

大人用の本棚の周りには、ゆったりとしたテーブルと椅子がいくつもあり、明るい店内でコーヒーを飲みながら本棚の本を手に取って、読んでいる方が何人かいました。

こちらは幼児用本棚

幼児用棚の蔵書数は、多くはありませんでしたが、たくさんの人々から愛されている本や、有名どころの本が、手に取りやすい陳列になっていました。

子どもたちにとって見やすい陳列

町なかの本屋さんといえば、子供用本棚に並んでいる絵本は、彩色が派手だったり、今話題の人気漫画のような絵で描かれている絵本や本が目立ちます。

オーソドックスな歴史の長い絵本や本などは、気を入れて探さないと、なかなか見つけにくい場合が多くあります。

けれど、この本屋さんは、良本と言われている本がほとんどで、見やすく、探しやすく、手に取りやすい設計になっていました。

また、この本棚の前には大きな椅子やソファーや、何人でも座れそうなテーブルセットが置いてありました。

この連休を利用して、絵本をソファにー座って楽しそうに読んでいる、お父さんとお子さんの親子連れがいました。

きっと、お父さんに読んでもらった絵本とともに、暖かい記憶は連休の思い出として

お父さんに作ってもらったことでしょう・・・。

何時間でもいられそうな、居心地のよい空間がありました。

        

本屋さんを出た後、居心地の良さにつられて、こちらのコーナーでコーヒーをいただきました。

 

 

ウクライナの絵本

 うさぎ野原・うさぎ第2保育園に近い戸塚図書館に行ってきました。

幼児コーナーに、たくさんのおすすめ絵本が見やすいところに並んでいます。

あら?季節でもないのに、「てぶくろ」の絵本があります。

絵本『てぶくろ』は、ウクライナ民話から生まれたもので、日本でも1965年に内田莉莎子さんの翻訳で、今でも変らず子どもたちに読み継がれている傑作です。

保育園や幼稚園の発表会などには、この物語はよく選ばれています。

内容は、

降りつづく雪の中、ぽつんと落ちていたのは片方だけの暖かそうな手袋。最初に見つけたのは小さなねずみ。彼女は中にもぐり込み、言うのです。「ここで くらすことに するわ」確かに、ねずみが暮らすのにはいい大きさ。居心地も良さそうです。そこへやって来たのは、かえるさん。中に入りたいと言います。


手袋の中にはねずみとかえるの二ひき。確かにこれも悪くない。
ところが今度はうさぎがやってきて、言うのです。「ぼくも いれてよ」あっという間に三びきです。大丈夫かしら…。これで終わることなく、さらにやってきたのはきつねです。

さらにさらに、おおかみも、いのししも、しまいには驚くほど大きいあの動物までもてぶくろの中に・・・!

不思議なことに、小さな手袋に何匹もの動物が入ってしまうのです。

同じ森に棲んでいる、仲間だからなのでしょうか。

                        

こんな不思議な物語を生む国が、今、大変なことになっています。

きっと、図書館司書の方も、「祈るような気持ちで、季節外れのこの本を展示されたのだろう!」とお察ししながら、はやく平和が訪れようにと願いながら、図書館を出ました。

 

              ・絵本の写真は、絵本ナビHPより転写

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小冊子作る

待ちに待った戸塚公民館の「わらべ唄deあそぼ!」の講座が始まるのに合わせて、通ってくる会員のお子さんに、小冊子を作ることにしました。

           

手順1は、まずA3の紙を8等分に折り、

次の手順2は、原稿を貼り付けます。

その後の手順3は、印刷にかけ,、汚れ等を修正して、再び8等分に折ります。

          

そして、手順4は、二つに折りなおした上部半分にはさみを入れて、水色の部分を切ります。

そろそろ終わりに近づく手順4は、改めて8等分に折り直します。

そして、最後の手順5は、ずれのないように折って、出来上がりです。

子どもにとってちょっと危ないホッチキスを使わずに、折りたたみ小冊子が出来上がりました。

         

この冊子には、8ページにわたって、スタッフの紹介や、わらべ唄のプログラムや、年間の日程や、出席シールが張れるようになっています。

この冊子を手に取るお子さんとの出会いを、今、ワクワクしながら初日の来るのを楽しみにしています。

       

          

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春を蒔く

少し遅まきながら、4種類の種をうさぎ野原の保育園の庭に蒔きました。

千日紅、好きです。
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センニチコウ花言葉には、「不死」、「不朽」、「永遠の恋」、「色あせぬ愛」という意味があるそうです。

 

 

松葉ボタンの花言葉は「無邪気」、「忍耐」、「可憐」

マツバボタン

短気な男性がケンカをしたときに、ピストルを抜いたのですが、足元に無邪気に咲いているマツバボタンを見て、気を変えたというエピソードもあるそうです。

夏中、花壇を賑わしてくれそう・・・。

 

 

そして、バジル。

イタリア料理には欠かせない人気のハーブですよね。

ジェノベーゼバジル

バジルの花言葉は「神聖」「好意」「好感」「何という幸運」「憎しみ」らしい。

匂いがいいですね・・・。

 

 

 

そして、青じそ

毎年まいとし、庭や鉢に、自然に生えてくれますが、今年は新しい種をまきました。

うまく育ってくれて、食卓の料理や花瓶に飾れる日を、楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旬の筍

卒園生の親ごさんからんから、筍が届きました。

茹でてありました。

忙しそうにしている私に、届けるときは茹でてあるものをと、思ってくれたそうです。

早速調理。

形が美しく、柔らかくて見事な筍です。

その卒園生は、もうすでに、27歳になっています。

          

入園当時その子は、なかなか保育園に慣れずに、よく泣いている1歳の女の子でした。

慣らし保育中のある時、泣きながらでも、自分のイチゴのマーク(文字の読めない子のために、園の椅子やタオル掛けやロッカーにその子のマークを付けています)


の付いた椅子を引きずり、自分のお手拭きタオルをもって、玄関を出ていこうとしました。

小さな子にとっては重いはずの椅子を、かなりの距離を園庭の中、引きずり続けました。

どこまで行こうとするのかを見届けようとした私たちは、「ああ!この子は保育園には慣れていないが、保育園がつけた自分のイチゴのマークには、愛着を持ってくれているね。」とスタッフ同士で認識した記憶があります。

もうすでに、26年経っています。

そんな逸話のある保護者さんが、筍を届けてくれたのでした。

園の庭にある山椒の葉を載せて、筍ご飯にしていただきました。

2,000人くらいお育てした園児さんの中でも、その子は、印象の強かったお子さんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月のわらべ唄会

 新年度に入って初めてのうさぎ第2保育園の「わらべ唄会」に行ってきました。

新しい園児が加わり、昨年度と違った雰囲気の会でした。

 

わらべ唄は、「ひらいた ひらいた」の蓮華の花の歌です。

まだ、手のひらで花を作ることが十分には出来ていません。

けれど、自分もお花を作ろうと、私の真似をします。

そう、「大人の真似をしようとすることが大事!」と、わらべ唄の先生はおっしゃっていました。

         

新潟大学で 心理学を教え、臨床発達心理士でもある有川先生は「周囲の行動を真似るのは成長の過程」だと言い、「まね」が子供の成長において重要なものだとしています。

『まね』は社会的な振る舞いを身に付けたり、生活環境の中でその子らしい成長を遂げるための基盤となります。

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」だそうです。

幼い子が、わらべ唄を通してして大人の真似をし、成長していく姿は、随分と理にかなっているのですね。

        

新年度だったので「わらべ唄の会」は早々と終了し、その後は、子どもたちと遊びました。

そして、新入園児の赤ちゃんを抱っこしました。

      

柔らかく、ふわふわで、まったりとしていて、抱いている私が幸せになりました。

令和4年、2つの保育園の総園長になってからの、久々の抱っこタイムでした。